『コンピュータを活用した国語力の育成』(井上一郎編著,明治図書,2008年2月)が刊行されました。関西国語教育カンファランスの会員が5年間かけて実践研究を進め,その中で読者のみなさんに読んでいただきたい実践研究が取り上げられています。
私が執筆したところは,小学校第4学年読むことの授業「遊びの特長をまとめよう」です。総務省のHPに掲載されている「情報通信白書for kids」などを読み,白書とは何かを学習します。その後,自分たちで白書に掲載する課題を決め,調査し白書を編集するという学習です。
「4年生の子どもには難しいのでは?」という意見もありましたが,報告文を書いた経験を生かし,また,表計算ソフトやワープロソフトの初歩的な技能を活用することにより,学習意欲が高まってきました。ちょっと難しいと思うことに挑戦し,できた喜びを感じながら白書を作成することができました。
国語科で取り組んだことに意義がある実践研究だと考えています。数回書き換えることをしましたが,ファイル保存ができる良さを生かすことができました。この経験から,その後の学級においても,コンピュータを活用した学習を進めてきました。表現したいことを書き(入力し)保存して再び書き連ねることができることは,書くことが苦にならないことの一要因です。
国語科における「話すこと・聞くこと」「書くこと」「読むこと」の実践が,1年生から6年生まで掲載されているのは本著の特長です。また,国語力とコンピュータについての理論は,武庫川女子大学教授の市川真文先生が執筆されています。今後のコンピュータの学習活用に役立つことでしょう。
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